Champions League
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Champions League

 

Champions League

まずChampions Leagueについて説明する。このリーグには去年の各国のリーグ戦1位のチームが参加できる。まず予備予選があり、16チームが予選に進める。この16チームが4ブロックに分かれ、総当たりリーグ戦を行う。さらに各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントに進出できる。試合はすべてホーム&アウェイの2試合。ヨーロッパでは毎年このChampions Leagueと、各国のリーグ戦2位のチームによるUEFA Cup、各国のカップ戦1位のチームによるCup Winners Cupの3つの大きな大会があり、そのなかでもChampions Leagueが一番重要である。これらの試合は各国のリーグ戦と並行して行われる。
Goteborgを本拠地とするIFK Goteborgは4年連続でChampions Leagueに出場しており、来年の出場も決まっている。IFKのブロックには、AC Milan(イタリア)、FC Porto(ポルトガル)、Rosenborg(ノルウェー)がいる。

大スクリーンで観戦

10月30日
JohanとHendrikがIFK Goteborg対AC Milanの試合があるから見に行かないかとさそってくれた。試合はイタリアで行われるというし、どこで見るのかと訪ねると、大学の学生会館の中に大スクリーンがあってみんな集まって観戦するらしい。試合は8時半からだが、早めに行かないと席がなくなるということだった。
8時前に、Siggeも含めて4人で学生会館に向かった。学生会館の中のバーに入るとすでに人でいっぱいだった。いい場所がないかと2階に行ったりしたがよく見えず、結局1階の1番後ろの方に陣取って、2階からイスを持ってきてやっと座れた。場所を確保してから、飲み物を買いにカウンターに行った。棚には酒のビンがずらーっと並んでいる。ハンバーガーやホットドッグも買えるようだ。昼間は簡単なランチが食べられるらしい。Johanたちはビールを、僕はコーラを買って席に戻った。
いろいろ話しているうちに試合が始まった。この試合は2試合目で、ホームの試合ではIFKが2-1で勝ったらしい。彼らはまたIFKが勝つことをすごく期待している。試合が始まって15分くらいで2点取られてしまった。このまま一方的になるのかと思っていると、前半終了間近に同点に追いついた。店の中は俄然盛り上がってきた。Johan、Hendrikもすごく興奮していた。後半2点追加され、結局IFKは4-2で負けてしまった。始まる前は余裕でAC Milanが勝つと思っていたが、すごくいい試合だった。しかしIFKの決勝トーナメント進出はかなりやばいようだ。

 

Projector

Audience

Bar

11月20日
Johan、HansとともにIFK Goteborg対Rosenborg(ノルウェー)の試合を見に行った。Johanは試合前から、相手が兄弟国だからと対抗意識を燃やしていた。前の試合すごく混んでいたから今回はさらに早めに行って、スクリーン正面のいい席を確保した。しかし決勝トーナメント進出が絶望的だからか、結局あまり混まなかった。
ホームゲームでは4-2でRosenborgに負けている。この日はノルウェーで試合があったが、フィールドの周りには雪が積もっていて、選手はすごく寒そうだった。吐く息が白いのがよく見える。
後半1-0で負けてて敗色濃厚になってくると、最後の20分ぐらいはもうラフプレーの連続。IFKの選手がRosenborgの選手を突き飛ばしたりすると、店内から歓声がわく。Rosenborgの選手が鼻血をぼたぼた流しているのが映ると、拍手喝采。対抗意識がものすごい。ノルウェー人をネタにしたジョークをよく聞く。結局終了直前にもう1点入れられて、2-0で負けてしまった。

Ullevi Studium

12月3日
Champions LeagueのIFK Goteborg対FC Portoの試合がGoteborgで行われた。最初は今まで通り大学内のスクリーンで見るつもりだったが、Johanの父親の会社で余ったチケットが手に入ることになった。国際試合は新しい方のUllevi Studiumで行われ、そのチケットは3試合セットで買わなければならず、それが1000krもする。そんな高い試合がただで見れることになった。ラッキー。
手には入ったチケットは指定席だったので、のんびりと7時半に大学を出発した。今度はTramで行った。前は地理が全然分からなかったけど、スタジアムはCentral Stationのすぐ近くだった。Central Stationの前でTramを下り、スタジアムに向かった。スタジアムに近づくにつれ、ホットドッグの出店が目に付く。あとこっちにもダフ屋がいた。
外はかなり寒かった。スタジアムに入る前に、Johanがさらに服を着込んでいた。スタジアムに入ってすぐに、Johanの父親やおじさんに会った。彼らに挨拶した後、席に向かった。スタジアムはとてもきれいで、広かった。5万人収容できるらしい。僕たちの席は真ん中ではなかったけれど上の方で、全体が見渡せていい席だった。
試合が始まる直前になったが、結構席が空いていた。グランドに近い1階席と僕たちのいる2階席に分かれていて、1階席はFC Portoの応援団50人ぐらいいるだけで、あとは空席。完全に隔離されている。やっぱり暴動とかを考えて、建てられているらしい。
試合が始まった。前半はあまりチャンスもなく、両チーム無得点のまま終わった。休憩の間、たくさんの人が立ち上がって体を動かしていた。けっこう風が強くて、寒かった。後半始まってすぐ、IFKがいい感じで攻めていたが攻めきれず、逆に1点取られてしまった。すると今までおとなしかったFC Portoの応援団から歓声がわいた。横の方からも歓声がわいたので見てみると、金網の向こうにも応援団がいた。全然気付かなかった。
グランドが濡れているのか、こける選手が多い。どちらもパスミスとかが多かった。点が入ってからもずっと膠着状態が続いた。終了間際になって、帰る人がちらほら出てきたと思ったら、もう1点取られた。とたんに大勢の人が帰り始めた。結局2-0で負けた。
帰り際、来年からAC Milanに移籍するIFK Goteborgの選手のインタビューがあった。Johanは試合前から、彼に注目していた。あとRosenborgとAC Milanの結果が、アナウンスされた。どうやらRosenborgが勝ったらしい。すると場内から歓声が上がった。前の試合ではRosenborgに対してすごかったのに、やっぱりスカンジナビアの一員としてRosenborgが勝ったことがうれしいみたいだ。結局FC PortoとRosenborgが決勝トーナメントに進出するようだ。スタジアムの外に出るとStockholmと書かれた観光バスがずらっと並んでいた。Goteborgのチームの応援にわざわざStockholmから来たんだろうか。
HotDog Shop
Outside of Ullevi
Before Game
Game