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17 September 1996

09:40 関西国際空港

堺の実家に車を置き、関空快速で40分ほどで関西国際空港に到着した。電車を降りて、看板をたよりに国際線のスカンジナビア航空を探した。大きな荷物をなんとか引っぱりながら(これがなかなか真っ直ぐに進まない)、国際線のホールにやっとたどり着いた。
窓口でチケットを手に入れ、スカンジナビア航空の受け付けに急いだ。預ける荷物は20kg、手荷物は5kgまでとNiklasに聞いていたが、持っていくカバンの重さは明らかにこれを超えている。追加料金を取られないか、びくびくしながら荷物を預けた。預けるところにはかりがあり、ごつい旅行カバンとスキーのバッグだけで52kg。予想以上に重かったが、何も言わずにすんなり預かってくれた。持って行ったものはノートパソコン、デジタルカメラ、本、辞書、炊飯器、米 2kg、服、皮ジャンなどで、カバンの重さ込みで60kgにもなった。
荷物を預けて身軽になり、出国審査に向かった。ここで旅客サービス施設使用料として2600円取られた。出国手続きを済まして、後はロビーで出発までひまをつぶした。
International Airline
国際線のホール
Fukinuke
吹き抜け
2F:国内線 4F:国際線
My Bags
持っていったカバン

11:50 離陸

乗って行った飛行機は Boeing 767-300で、窓際のいい席だった。コペンハーゲン経由でヨーロッパ各地を旅行する日本人が多いらしく、満席だった。隣の人はこれからスペインに1年間留学すると言っていた。彼女は大学の国際なんとか学部に在籍していて、革命について研究している教授についてキューバにも行ったことがあるそうだ。ラテンが好きで、ほんとはメキシコかアルゼンチンに留学したかったが、治安を考えてスペインにしたらしい。 Boeing 767-300
Above Cloud
雲の上
当たり前だけど快晴
このあたりはゆれがひどかった
Above Russia
ロシア上空
In-flight Meal at 14:00
14:00 昼食
袋に入ったざるそばが...
In-flight Meal at 21:30
21:30 朝食?
21:00まで消灯してた
Above Finland
フィンランド上空
あたり一面、湖と森ばっかり
とてもきれいだった
Above Denmark
デンマークの風景
(コペンハーゲン空港到着間近)
もうすっかり、ヨーロッパ
家、農地、森が整然と並んでいる

11:20 コペンハーゲン空港に着陸

日本上空でゆれていた以外は、座席もそれほど狭くなく快適だった。けど、耳が痛い。 降りたところで、次の飛行機の搭乗ゲートと出発時間を確認した。テレビに一覧が映っているのだが、この前には日本人の団体だけがかたまっていた。外は広いのかもしれないが、コペンハーゲン空港は結構こじんまりした空港だった。待合室から直接飛行機に乗れるのはごく一部で、ほとんどは黄色いバスで飛行機のところまで行くようだ。 Copenhagen Airport

00:30 イエテボリへ

チケットを渡した後、エスカレータを降りたところでしばらく待った。離陸10分前ぐらいに黄色いバスに乗り込み、飛行機のところまで運んでもらう。乗って行った飛行機、Fokker Tprop。とても小さい。50人乗りぐらいの大きさ。ここでも窓際に座れた。1時間ぐらいでイエテボリに着く予定。やっぱりゆれる。ちょっとこわかった。 Fokker Tprop
スウェーデン上空

海が青い。スウェーデンも森や湖が豊富で、家はまばら。かたまっているところにはかたまっている。U字型をしたヨットハーバーにヨットがたくさん停留しているのが見えた。

Above Sweden

01:15 イエテボリ到着 (現地時間 18:15)

日本を出発して13時間半、やっとたどり着いた。まわりはスウェーデン語ばっかりでよく分からない。何とか税関を探し当て、荷物を受け取って外に出ると、Larsson教授とNiklasが迎えに待っていてくれていた。外は6時過ぎだがまだ明るく、空はきれいな青だった。もっと暗い感じを想像していたが、全然違った。Larsson教授の車でアパートまで送ってもらった。道路のそばに湖があり、夕日がきれいだった。
10ぷんぐらい走った後、町の中心部に入って行った。町並みはやっぱりヨーロッパそのもの。後日、写真をとって紹介する予定です。中心部をぬけ、アパートに着いた。アパートが広いのにびっくりした。居間にはソファー、テレビ、台所にはでっかい冷蔵庫、電子レンジ、オーブンがありすごく気に入った。近いうちに詳しく紹介したい。
一通り説明してもらった後、メインストリートに食事しに行った。車を停め、駐車券を買う。昼間は安いが、よるは1時間300円もするとぼやいていた。あと、おばちゃんが両替してくれと近くの人に頼んだりしていて、とってもフレンドリーだった。このへんは日本人と全然違う。メインストリートの写真を撮りたかったが、カメラを持っていくのを忘れてしまった。残念。
店に入って、ちょっと地下に降りて席に座った。店の中は暗めで、どの席にもろうそくが立っている。食事はひらめの料理を食べた。一皿のうえにひらめとえびがソースの中につかっていて、まわりにマッシュポテトがきれいに飾ってあった。ちょっとからめだったが、とてもおいしかった。味は特別ではなく、日本でもあるような味。1800円で、教授におごってもらった。食事の後、アパートまで送ってもらって別れた。荷物の整理もあまりせず、すぐに寝てしまった。


1日目が無事に終わった。実を言うと朝、堺の実家に車置きに向かう途中、不注意でガソリンがなくなり車がストップ。むちゃくちゃ焦った。200mほど戻ったところにガソリンスタンドがあったがタンクがないと言われ、次のガソリンスタンドまで、1.5kmぐらい走った。これで30分ぐらいロスした。空港には何とか時間どおり到着。けど、なんか不吉。