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本領域では、最近の爆発的インターネット普及で代表されるように社会的要求の高い大容量・高速の光通信・光情報処理システムの構築と発展を支えるための、先端的な集積光電子デバイスの研究を行っている。レーザ光波技術を電子技術と融合することにより電子デバイスの限界を超える高性能や新機能をもつ多くのデバイスが実現できる。実用的なデバイスとするには集積化技術が極めて重要である。光波の量子論的特性の工学的応用はフォトニクス(光子工学)と呼ばれ、量子情報通信や量子コンピューティングなど将来の可能性が期待されている分野である。光通信、光情報処理、光メモリ、光計測などの具体的応用をもつ種々の光集積回路(光IC)、集積フォトニックデバイスを考案し、理論解析・設計を行い、実際に作製して実験で可能性を実証することを目的として研究を行っている。また将来の飛躍的発展をめざして新しいデバイス原理を探索するため、光電子物理や量子光学などの基礎的な理論的・実験的検討を行っている。 |